冷凍ノリ網の生育状況調査に行ってきました

 

平成20年12月29日(月) 冷凍ノリ網の生育状況調査に行ってきました。
支柱漁場のブランド製品「アカツキ」は、1月4日以降の摘採になると思われます。
浮き流し漁場では、本日から初摘み作業が開始されました。
初摘みした若い芽のノリは、葉体が細いため、乾燥して製品にすると互いに縮み合い、小穴があいたりします。
この初摘み製品は、とても柔らかく、たんぱく質等の栄養分も豊富に含まれ、香り、味も抜群に優れております。








第1回乾ノリ入札会(H20.11.28開催)結果

本年度も良品質のノリの生産が始まりました。

収穫直前の強風により一部のノリが流れましたが、海水温、栄養塩も安定し良品質のノリが生産されました。
第1回乾ノリ入札会が行われ、全国から61社の仕入れ業者が集まり落札され、当組合の製品は平均単価部門1位と最高値部門1位の2冠を達成することが出来ました。

第1回乾ノリ入札会(H20.11.28開催)結果
・熊本県の総枚数 58,038,100枚    総金額 705,638,512円
・当組合の総枚数    890,400枚    総金額  14,385,204円
・熊本県の平均単価  12.16円 
・当組合の平均単価  16.16円 (県内17漁協中で第1位です。)
・最高値 あかつき初特等級 72.00円(県内最高値) 落札商社 株小浅商事















ゴミ回収船が稼動しました。(H20.11.05)

○ゴミ回収船が稼動しました。(H20.11.05)

一級河川「緑川」は、ノリ・アサリ等魚貝類に豊富な栄養塩をもたらし恩恵を受ける反面、上流から流されてくる、ヨシ・わら・流木、ペットボトル等の生活ゴミも多く、回収にも苦慮しております。
対策として、12年前に緑川流域の関係5組合(畠口・海路口・川口・住吉・網田)で、緑川河口ゴミ対策協議会(会長、川口漁協藤森組合長)を発足し、作業員を雇用してゴミの回収作業を行っています。
最近では、タイワンナギ・ウォーターレタス等の水草が、漁場を浮遊しノリ網に絡まったりします。この水草がノリ網に引っかかると、なかなか外れず、風波によりノリの芽がこすれて、せっかく付いた芽が流れてしまいます
水草は水の浄化作用があることは知られておりますが、でもこの水草が海に流れ込みますと、海苔養殖業等の漁業に対して大きな被害を及ぼします。
 10月15日に種付けが開始され、11月20日頃から一番ノリの摘採が始まりますが、水草・ヨシ・わら等、ノリを摘み採るときに混じり込むと、出来上がった乾海苔製品は商品価値を下げたり、廃棄しなくてはなりません。
 また、魚を獲る網に大量に引っかかりますと、正常に漁網の機能を果たせず、漁獲が減少したり、漁船のモーターに絡みついたりするという事態が発生いたします。
このゴミ回収作業は、本日から2月下旬まで稼動いたします。
※昨年のゴミ回収量 約100トン
PS: KKT(熊本県民テレビ)も取材に来られました。





熊本市広報番組用のハマグリ取材(H20.9.25)

H20.9.25 熊本市広報番組用のハマグリ取材です。





熊本市とタイアップして熊本名物にできないかという取り組みです。
10月27日に熊本日日新聞「射程」で書いてあった記事を紹介いたします。

熊本名産の食べ物を挙げるとすれば、馬刺しと辛子れんこん。それに、ひともじのぐるぐる、いきなり団子、豚骨ラーメンあたりが加わるか。近ごろは太平燕[タイピーエン]も売り出し中だ。
 知名度は低いが、漁獲量が日本一のハマグリも忘れてほしくない。特に県産は、外来のチョウセンハマグリやシナハマグリではなく、在来種の本ハマグリ。日本書紀に食材として最初に登場する由緒ある食材だ。専門家によると、本ハマグリは上品な味で、身がふっくらして柔らか。コハク酸やグルタミン酸、アミノ酸などのうま味成分が凝縮しており、カルシウムなどの栄養価も豊富だ。

 赤坂プリンスホテル総料理長(和食担当)を務め、昨年四月から県に請われてホテル熊本テルサの総支配人に就いた土山憲幸さんも「よそに誇っていい食材」と太鼓判を押し、「まずは地元に知ってもらい、宝にして育ててもらいたい」と願う。だが、県内漁獲量は一九八七年千七百二十六トンをピークに激減。県によると、〇四年に五十四トンまで減り、〇五年六十五トン、〇六年百六トンと持ち直したが、漁獲量日本一の一方で枯渇も懸念されている。こうした状況から、県と熊本市、熊本大の研究者十五人が「ハマグリ研究者連絡協議会」を発足、有効な資源の保全策を探るという。地元での認知度アップとともに、全国に向けてのブランド化にも期待したい。 土山さんは九州新幹線全線開業に合わせ、特産の海(浜)と山のクリ(本ハマグリと利平[りへい]栗[ぐり])を使った駅弁も提案する。熊本では本ハマグリが味わえると評判になれば、ほかに負けない名物になりそうだ。(山本)

アサリ価格高騰・海域環境の保全取材(H20.10.27)


○アサリ価格高騰・海域環境の保全取材(H20.10.27)

 



H20.10.27 熊本県広報番組「有明海・八代海の再生に向けて~海域環境の保全への取り組み~」の取材です。 11月17日(日)午後7時54分、RKKテレビで放映されます。


 


H20.10.27 アサリ価格が高騰している現状を取材に来られ、KKTテレビで放映されました。

内容:アサリネット当たり単価(12.5㎏入り)が、10月の時期は、例年3,000円から5,000円で落札されていますが、8,300円と高値で落札されています。単価が上がった要因としては、熊本県を始めとし全国でも天然アサリがとれず、品薄状態になった為と思われます。

しかし、単価が上がったからといってよろこんではいられません。昨年は稚貝の発生率も少なく、また、やっと着底した稚貝が台風で沖に流され死滅しました。例年、1日900ネット集荷されていたアサリ貝が、現在は1日40ネット程度しか集荷されず、一人あたり1ネットも取れない状態で、燃油高騰の影響と併せて漁業者の生活は厳しい状況です。

順調に育っています!!(H20.10.25)

 

順調に育っています!!(H20.10.25)

採苗(種付)から10日が過ぎ、展開作業(のり網を30枚重ねから5枚へ小分けする作業)が開始されました。




採苗後、日平均水温は23℃台で推移していましたが、10月20日頃から上昇傾向にありましたが、本日から水温は低下する見込みです。

育苗期から冷凍入庫期までは、その年の生産を左右する大変重要な時期で、生産者は毎日、朝早くから作業を行っています。

 


システム船を使用して網を洗っております。

二次芽の着生を促すため、十分な網の洗浄が必要です。

 




 

中村会長の笑顔から、順調に成長していると確信しました。

熊本県下一斉に養殖ノリの種付け開始

○熊本県下一斉に養殖ノリの種付けが開始されました。(平成20年10月15日(水))

 平成20年10月15日(水)
当組合生産者は、午前6時から出航し漁場に着くと、カキ殻に胞子をつけ、幅1.8m、長さ18mの海苔網を支柱に結びつけ、広げていきました。

10月15日午前7時の水温は23.52℃とやっと24℃以下になっており、順調に水温が下がることを期待しております。

藤森組合長は、作業状況を視察しお神酒を上げ、各生産者の安全と豊漁を願って、お神酒を上げておりました。