平成18年12月11日 冷凍網の張り込みを開始

平成18年12月11日 冷凍網の張り込みを開始いたしました。

昨日(12月10日)予定しておりましたが強風のため出漁できず、本日から冷凍網の張り込み作業が開始いたしました。

天気は晴れ波も穏やかで天候は良好です。午前6時40分現在の海水温は14.40℃、比重20.9σtと海況も良好です。

順調にいけば、2週間前後で「おいしい初摘みノリ」が摘採され、19年1月8日の第4回乾海苔入札会に出品される予定です。











豊作と作業安全の願いを込めて。




  今漁期の秋芽網生産は、高水温と少雨の影響を受けて、前年対比が枚数で31%、金額で30%と振るわず、自然相手の海苔生産の難しさを再認識しました。

藤森組合長は、今漁期の厳しい現状を受け、各生産者のノリ網にお神酒をかけて廻り

冷凍網生産の豊作と作業安全を祈願していました。

また、生産者は冷凍網生産にかける意気込みがひしひしと感じられました。

 

新聞社も同行されました。

  熊本日日新聞社より取材依頼がありましたので、早朝の6時天明漁港集合の上、原記者と一緒に漁場へ向けて出港いたしました。

  出港時及び航行中は寒そうにされておられましたが、漁場に着いたら一変しカメラ片手に寒さを忘れて熱心に取材をされておられました。さすがにプロです。
















海苔の旨み調査システムの導入

平成18年11月19日 海苔の旨み調査システムの導入

 川口漁業協同組合では、海苔成分計JM-2000を導入し、さらに旨味検査のための独自のシステムを開発し、導入しています。

  



 川口漁業組合では、美味しい海苔であることを専用の海苔の旨みを測る機械にて海苔の旨みを数値化して測ることを行っています。その一部始終を紹介します。

まず、海苔の旨みを計る機械に海苔を通します。




 ここで海苔の旨みが測られます。




 機械にて旨みを数値化して表示します。




 海苔の旨みを測る機械につないだ別の機械に測定値が表示されます。




 測定した数値はパソコン内に取り込むことができ、作業の効率化ができます。
また、検査結果の数値等を印刷することができます。




 生産者名を選ぶことで、簡単に検査結果を印刷することが出来ます。




 検査結果を印刷する際には、生産者名、生産者の顔写真、生産者のコメント等も同時に印刷されます。




 印刷された「海苔旨味検査表」です。
これがあれば美味しい海苔なのかそうでないのかなどを知ることが出来ます。



 これが今回紹介したシステムの全体写真です。
左から海苔の旨味検査機、検査機の数値表示端末、海苔旨味検査表を印刷するプリンター、数値データが残るパソコンです。

熊本海苔養殖 冷凍網入庫作業の真っ最中

平成18年11月4日 秋の風物詩

冷凍網入庫作業の真っ最中です。海苔養殖には、種付けをしてから、そのまま張り込む秋芽網生産と、いったん冷凍庫に保管して12月中旬に張り込む冷凍網生産があります。
この写真は、12月中旬に張り込む海苔網を乾かして冷凍庫に入庫する作業風景です。
川口漁港の秋の風物詩となっております。




海苔網 単張り(一枚張り)へ展開作業中

平成18年11月4日 単張り(一枚張り)へ展開作業中




 海苔養殖漁場では、海苔網を1枚づつ分けて張り込む作業が急ピッチで行われております。
種付け時(10月7日)は、30枚~36枚に重ねられていた海苔網を、先ず5枚~6枚にして、現在は
1枚にする単張り作業の真っ最中です。



順調に成長すると11月中旬には美味しい海苔が出来上がります。



平成18年10月23日 海苔の育苗状況を視察

H18.10.23 AM8:30
 藤森組合長は海苔の育苗状況を視察に行きました。
船上から見てもノリ芽がわかるように順調に成長しております。しかし、海苔種付けを開始してから全く雨が降らず、育苗に必要な栄養塩量の低下に注意を呼びかけておりましたが、昨日の久しぶりの降雨により、栄養塩量の増加及び水温の低下を期待しているところです。
「早く美味しい海苔が出来ないかな~」と待ち望んでおられます。



海苔の種付け開始 2006.10.07


海苔の種付け開始 2006.10.07

本日(10月7日)早朝から、種付けを開始しました。
少し波がありましたが、「午前7時現在の水温23.03℃、比重17.4、天気は晴れ」と絶好の種付け日和でした。

今回、NHK熊本放送局から取材依頼を受けておりましたので、種付け作業風景は本日昼12時10分と夕方6時40分から放映されます。




 1、海苔網の種付け場所まで向かいます。
早朝の暗い中から港を出航し、海苔の種付けを行いました。
藤森組合長は金箔入り清酒を持参し生産者の「海苔の豊作と安全」を祈願して、種付け漁場へお神酒をあげておりました。

2、海苔網張りも順調です。Part1

3、海苔網張りも順調です。Part2
海苔の会長も一生懸命頑張ってます。
4、海苔網張りも順調です。Part3
海苔の青年部長もインタビューを受けてました。


海苔の生産シーズンに備えて

9月16、17日 海苔の生産シーズンに備えて




  水草撤去作業を、台風13号接近に伴い9月16日と17日の2日間で緊急に実施しました。
水草は水の浄化作用があることは知られておりますが、でもこの水草が海に流れ込みますと、海苔養殖業等の漁業に対して大きな被害を及ぼします。
 10月初旬に種付けが開始されますが、この水草が漁場で育苗しているノリ網に引っかかり、ノリが正常に育たなくなったり、ノリを摘み取るときに混じり込み、出来上がった乾海苔製品は商品価値を下げたり廃棄しなくてはなりません。
 また、魚を獲る網に大量に引っかかりますと、正常に漁網の機能を果たせず、漁獲が減少したり、漁船のモーターに絡みついたりするという事態が発生いたします。



○藤森組合長から一言
 海への流出を食い止めるため、主要河川で防護ネットを張っております。事業を開始した当時は、ホテイアオイ(タシワンナギ)やウオーターレタスなどの熱帯産の浮草に混じって、ペットボトル、ハッポウトレイ、空き瓶、空き瓶等の生活ゴミ等が大量に浮遊し混じっていましたが、近年、生活ゴミは少なくなってきているという感じを受けております。上流の皆様が、「環境」に対して意識が向上したと喜んでおります。
 また、この事業実施にあたり、国、県、市を含む関係機関からご協力をいただいていることに対して深く感謝いたします。







○ホテイアオイ(タイワンナギ)










○ウオーターレタス


アサリを守る活動

 トビエイ駆除事業を実施しております。有明海では近年、天然資源の漁獲量の減少や赤潮の多発による養殖業への被害発生などが発生しているが、この原因の一つとして漁場環境の悪化があげられています。このような中で、特にかって日本一の生産を誇ったアサリについては、最盛時の10%程度まで落ち込んでおりさまざまな原因の究明が行われているが、近年この一因としてトビエイによる食害があることが漁業者により指摘されるようになり、漁業者による試験操業でもトビエイの胃内容物から大漁のアサリが見つかっております。そこで、本事業によりトビエイを駆除し、アサリ資源の増大を図り、アサリ等二枚貝による水質及び海底の浄化機能を強化するために実施しております。






 作業方法として、作業漁船で刺し網を数回設置し、網にかかったトビエイを水揚げ・収集し、陸揚げします。駆除したトビエイは処理場(または飼料会社)にて処分されます。


 川口漁協では、トビエイ駆除漁業者を専属で雇用し、アサリの食害を防止し、アサリの資源管理に努めております。このような地道な取り組みがアサリ復活に結びついております。本日の駆除したトビエイの匹数は40匹の総重量700kgでした。本年度は5月30日から作業を行っておりますが、実績としては1,012匹 7,250kgです。
出場しても全く獲れない日が多々ありますが、大切な資源を守るために頑張っております。

海苔の網を張るための場所割り

残暑厳しい9月 2006.09.04
 
 海苔の網を張るための場所の割り振りが行われました。
 今年も海苔作りのシーズンがやってきました。


海苔網の準備が始まりました

海苔網の干す作業や、海苔網の準備が始まりました。
網を天日干しにし、樹脂加工したりなど、作業が行われています。

8月の暑い夏 2006.08.07
いよいよ海苔の網の準備が始まりました。


網の手入れをしてから、赤や緑の樹脂加工をして天日干しをしています




 網を束ねて種ガキを入れるビニールの袋(通称落下傘)をつけています。
 この中に海苔の種のカキガラを入れます。



網を重ね終えた後、等間隔に網を浮かせるための竹をつけています。




 30枚ぐらいに束ねられた網は、秋の種付けの出番を待っています。
 今年も美味しい海苔を作る準備が始まっています。