ゴミ回収船が稼動しました。(H20.11.05)

○ゴミ回収船が稼動しました。(H20.11.05)

一級河川「緑川」は、ノリ・アサリ等魚貝類に豊富な栄養塩をもたらし恩恵を受ける反面、上流から流されてくる、ヨシ・わら・流木、ペットボトル等の生活ゴミも多く、回収にも苦慮しております。
対策として、12年前に緑川流域の関係5組合(畠口・海路口・川口・住吉・網田)で、緑川河口ゴミ対策協議会(会長、川口漁協藤森組合長)を発足し、作業員を雇用してゴミの回収作業を行っています。
最近では、タイワンナギ・ウォーターレタス等の水草が、漁場を浮遊しノリ網に絡まったりします。この水草がノリ網に引っかかると、なかなか外れず、風波によりノリの芽がこすれて、せっかく付いた芽が流れてしまいます
水草は水の浄化作用があることは知られておりますが、でもこの水草が海に流れ込みますと、海苔養殖業等の漁業に対して大きな被害を及ぼします。
 10月15日に種付けが開始され、11月20日頃から一番ノリの摘採が始まりますが、水草・ヨシ・わら等、ノリを摘み採るときに混じり込むと、出来上がった乾海苔製品は商品価値を下げたり、廃棄しなくてはなりません。
 また、魚を獲る網に大量に引っかかりますと、正常に漁網の機能を果たせず、漁獲が減少したり、漁船のモーターに絡みついたりするという事態が発生いたします。
このゴミ回収作業は、本日から2月下旬まで稼動いたします。
※昨年のゴミ回収量 約100トン
PS: KKT(熊本県民テレビ)も取材に来られました。