ノリ品質向上へ備長炭

いよいよ始まります!! 
初摘みは11月26日!! 初摘み風景は近日 報告します!!

○ノリ品質向上へ備長炭
 当組合は、養殖海苔の品質を向上させるために、水を浄化する働きがあるとされる備長炭を活用する取り組みを行なっています。

摘採した養殖海苔(生ノリ)は乾海苔に加工するまでの間、海水で満たした水槽で一時保管されます。その海水は組合がポンプを使って海から直接取り水し、荷揚げ場に設けられた海水槽(400トン)にくみ上げ、のり生産者に毎日提供しています。

 当組合は、品質管理を徹底して養殖海苔のブランド化をめざしておりますが、備長炭の活用もその一環です。







海苔の育苗状況

H19.11.14 晴れ 
藤森組合長と海苔の育苗状況を見に行きました。
10月25日に種をつけてから19日目、順調に成長しています。
平均水温が20℃(平年比1℃高め)、成長に必要な栄養塩量も数日前の降雨により期待値以上に回復しています。葉の長さは最大で4ミリ、平均で2ミリ程度です。
現在は、親芽が成長し、2次芽の着生・成長時期を迎えておりますので、十分な干出を与え、網洗いを行い、網の汚れを抑えて、2次芽の健全な生育を促しております。






  網洗いの真っ最中です。



 中村会長は、システム船で網を洗われております。虹が出てキレイです。




今後の作業としては、冷凍入庫と平行して、海苔網を5枚から1枚へ展開されます。

藤森組合長は、このまま順調にいくと、11月下旬にはおいしい初摘み海苔が採れる事を確信し、にこやかな表情で帰航しました。

のり生産者全員で河川内の清掃作業を実施

平成19年11月11日
のり生産者全員で河川内の清掃作業を実施しました。
海苔を育苗している漁場ですが、遠くから見ると赤い網、緑の網ときれいです。
しかし、近くに寄って見ると、タイワンナギ・ウォーターレタス等の水草が、海苔網に絡まっています。
この水草が海苔網に引っかかると、なかなか外れず、風波により、海苔の芽がこすれて、せっかく付いた海苔の芽が流れてしまいます。









河川管理者(国土交通省・熊本土木事務所)は主要河川に流出防止ネットを設置し、撤去作業を年何回となく実施されておりますが、地球温暖化による環境異変、特に今年は猛暑も重なり、水草(ウオーターレタス・ホテイアオイ)が異常に繁殖していました。

この水草は水の浄化作用を促進している一方で、海に流れ出れば、一変して漁業に悪影響を及ぼします。漁船のフロペラに絡まったり、魚網に引っかかったりと、やっかいな物です。