ナギサ海苔の特性



質問
なぜ、渚(ナギサ)はおいしいのですか?

回答
はい、それはおいしい品種を使っていることと、栄養豊かな漁場で養殖し、
一番最初に伸びたおいしい一番のりを若芽の短い時に摘んで生産するからです。


①品種について
あかつきとスサビ系優良株の混合

あかつき
東京水産大学教授の故三浦昭雄氏がおいしい海苔を求めてアサクサ系とスサビ系を受精させて作成。スサビ系優良株浮流し漁場の比重に合わせて、おいしい品種を選抜し、生産者自らが味見検査して選抜したもの。

②漁場について
:川口漁協の浮流し漁場は、阿蘇山を始めとした九州連山からの豊かな栄養を含んだ緑川が流入する有明海でも屈指の好漁場であり、海苔をはじめ、あさり、ハマグリ、くるまえび、ひらめなど豊富な魚介類にも恵まれたバランスの取れた漁場です。

③摘み取りについて
:海苔は一番摘みがもっともおいしく柔らかく香りに優れています。この一番摘み。でも葉の長さが30センチを超えると、この特徴が薄れてしまいます。そこで川口漁協では葉長20センチ以内の最良の時期のわずか三日間の間に一斉に摘み
取ります。 



質問
従来より、おいしい海苔は支柱で作られたものと聞いていましたが、なぜ、浮流しでおいしい海苔作りを始めるのですか?


回答
はい。浮流し養殖は熊本以外でも行われていますが、浮流しのなかでは有明海で行う熊本の海苔がもっともおいしいと言われてきました。そこで、この特徴を生かした製品作りを積極的に行い、品種を選抜し若芽摘みを実施しています。熊本では、従来からの支柱ではなく、浮流しで最高においしい海苔を作って消費者の皆さんにお届けしていきます。