恒例の「有明海干潟実習」

8月11日 学生さんが実習に来られました。

恒例となっております「有明海干潟実習」!!
熊本県立熊本北高等学校では、この研修を通じて、熊本の自然・環境保全への関心を高め、これからの日本の科学を担う「理数大好き生徒」を育てたい。また熊本県立大学 堤教授の指導のもと漁場で実習を行うことで、水産業に関する理解を深め、生徒自身が自己の将来を考える機会にしたいと考えておられます。

参加された学生の皆様、先生方、暑い中、大変お疲れ様でした。





















「熊本有明海地区漁場造成技術開発試験」覆砂効果視察

8月12日 漁場視察にこられました。
熊本県議会議員の渕上洋一議員と、久谷高広議員が漁場視察に来られました。
お二人は農林水産常任委員会の委員長さんと副委員長ということで、当漁場にて実施されている「熊本有明海地区漁場造成技術開発試験」の、覆砂効果を見たいということで、胴付長を着用し、潮が引いた干潟を、かなりの距離を歩いてまわられていました。
猛暑の中、大変お疲れさまでした。










アサリ・ハマグリの資源管理研修

8月5日、姶良地区水産業改良普及推進協議会(鹿児島県)から研修にこられました。
アサリ・ハマグリの資源管理や漁場造成等について活発な意見交換が行われました。

お疲れ様でした。





二枚貝資源緊急増殖対策事業

7月29日、水産庁の補助を受け、二枚貝資源緊急増殖対策事業を実施しました。

事業の目的は、アサリ資源については、24年度に発生した九州北部豪雨により壊滅的な被害を受け、復旧が急がれる中、依然として生産力が減退している。漁獲量から見ると23年度746トン、24年度は198トン、25年度は17トンと激減し、漁家経営は厳しい状況下にあり、本事業により、天然で発生した稚貝を当地区の一区画に定着させ、効果的・効率的な二枚貝の天然採苗増殖手法を実証し、その方法を確立することにより、アサリ資源の回復を図り、併せて資源管理計画に基づき資源管理を実施することにより、水揚げ高の回復と安定生産を図るものです。

方法は、袋網に入れた有用二枚貝類の着生基材を設置し効果的なアサリ稚貝の着生を図る。また併せてホトトギスガイ等の発生を防ぐために紐状素材を設置する。
着生基材名・・・クラムペレット:粘土、貝殻(カキ、ホタテ)を練り混ぜて、高温焼成により陶器化したものです。
作業内容は、袋網にグラムペレットに入れ、漁場へ持っていき袋網を配置し、鉄筋棒で固定する。

調査・分析計画は,着生基材のみの設置区域、紐状素材のみの設置区域、着生素材と紐状素材の併用区域、対象区域の区域ごとにアサリの着生状況調査を定期的に実施する。
実施体制は、主体を川口漁業協同組合とし、熊本県及び熊本市に協力を依頼する。


事業費は、1,828,000円で国庫補助は910,000円です。