アサリ好調!緑川河口域アサリ・ハマグリ分布量一斉調査

アサリは好調です!!

熊本県水産研修センターの浅海干潟の内川さんが、平成28年度第1回緑川河口域アサリ・ハマグリ分布量一斉調査の結果を説明に来られました。
平成28年6月6日から7月5日にかけて調査が行われました。

調査方法・・・・・・各調査点において25cm方形枠による枠取りを2回実施し、1mm目ふるいでフルイ分けを行った後、あさり及びハマグリについて個体の計測及び殻長さを測定。

調査結果の概要・・・・・・アサリ平均分布密度は230個/㎡で、昨年(187個/㎡)より増加した。昨年に引き続く増加した。殻長10mm未満の稚貝分布密度は184個/㎡で、昨年(173個/㎡)よりも増加した。
ツメタガイやキセワタガイ多く確認されており、駆除対策が必要。今回漁場に発生したアサリ稚貝を1個体でも多く生存させて、アサリ資源回復のステップとなるよう、アサリ稚貝の生産率向上につながる耕耘や食害生物への対策を確実に実行してください。
ハマグリの平均分布密度は27個/㎡で、昨年(30個/㎡)より減少した。殻長10mm未満の稚貝分布密度は19個/㎡で、昨年(23個/㎡)よりも減少した。
ハマグリの資源状況は非常に厳しく、産卵母貝を保護する対策が急がれる。平成23年以降、稚貝発生量の少ない状況が続き、今後のハマグリ資源量の減少が減少されるため、ハマグリの産卵期である7~8月まで母貝となる殻長30mm以上の個体を可能な限り多く漁場に残し、産卵量を確保することが最も必要です。

藤森組合長の談話
10数年前に比べて、繁殖保護、資源管理に対する役員さんの取り組みも変わりました。おのずと組合員さんも漁場への対応も変わり、様々な取り決めをみんなで話し合い守っている。それが今日の漁獲につながっている。これからみんなでこの漁場を子から孫へと残すための努力をしたい。そう決意した勉強であった。水研の内川さんありがとうございました。
   
調査風景