緑川水系緑川下流部の沈廃船の撤去作業


緑川水系緑川下流部の沈廃船の撤去作業が行われました。

・平成24年9月27日(木) 14時から 熊本市南区川口町地先にて
 熊本県内において、国、県、市、漁協などの関係機関が集まり組織された団体により実施されるのは初めてで、今回撤去を実施する船舶は、所有者が不明でかつ財産的価値のない船舶(廃棄物)です。
 放置艇は、河川増水時に有明海に流出し、ノリ養殖施設を壊したり、漁船と衝突したりする恐れがあります。今回の撤去費用は現場を管理する国が負担しますが、放置艇は県や市が管理する現場にも多数存在していますので、この取り組みが波及することを願っています。
 藤森組合長は、「危険な状態が40年近く続いていなので、撤去作業が始まり、ほっとしている。」とマスコミ等に話していました。


・主催は「緑川水系下流部放置艇対策連絡会議」です。

連絡会議の経緯は、緑川水系下流部における放置艇が多数存在(300隻以上)し、問題となっていたので、関係機関が集まり、平成24年2月14日に会議を開催し立ち上げられました。
連絡会議の目的は、緑川水系下流部における放置艇対策を計画的かつ段階的に推進するために情報交換等を積極的に行い、放置艇対策について協議し提言しながら、河川区域や漁港区域の適正な利用を図ることを目的としている。
連絡会議の構成機関は、緑川河口地域漁業振興対策連絡協議会、緑川漁業協同組合、熊本市(水産振興センター)、宇土市(経済部)、熊本県警(熊本南警察署、宇城警察署)、熊本県(土木部、農林水産部、熊本土木事務所)、日本小型船舶検査機構(三角支部)、国土交通省九州運輸局、国土交通省熊本河川国道事務所で、事務局は熊本河川国道事務所(河川管理課緑川下流出張所)です。