特産魚介類生息環境調査と有明海の海底耕運




【特産魚介類生息環境調査】
7月15日特産魚介類生息環境調査(調査委託事業)
底質環境調査の区域に標識ブイを設置しに行きました。

【有明海の海底耕運】
7月19日、熊本市西区の熊本港沖と玉名市大浜沖で環境改善や調査のため海底を耕運しました。
堆積しているとされるゴミやヘドロを取り除いた上で、効果的な耕運やかくはんの手法を探っており来月まで続けます。
国による有明海再生支援の一環で2004年に開始した海底耕運は、県漁連が毎年夏に取り組んでいます。
同じ場所を3年間耕運し、クルマエビなど生物の生育や増殖を検証、採取物を分析して海底環境を調査しています。
熊本港から約3キロ沖合には、熊本市や宇土市の9漁協の漁船27隻が終結し、熊手のような器具を船体に取り付け1キロ四方を行き来し耕しました。
より深く耕運できる改良型の機器も使い結果を比較します。

県漁連によると、耕運で海底の砂に酸素が供給されることで魚介類が増えるという。
耕運3年目の海域では、ヒトデやアカガイなど海底に住む生物が多く網にかかっていました。
藤森隆美会長(72)は「耕運の効果は大きい。豊穣の海を取り戻すには、活動を継続し規模を広げることが必要」と話した。
この日、玉名市沖でも6漁協が取り組みました。