4月14日「ドゥルー祭」に行ってきました。

今回で58回目!!ノリの養殖技術の確立に貢献したイギリスの女性藻類学者、キャスリーン・メアリー・ドゥルー博士の功績をたたえるため、有明海を一望できる住吉神社境内に記念が建立され、毎年、住吉漁協が祭りを開いています。

藤森組合長は、熊本県漁業協同組合連合会の会長として参加し、祝辞を述べられていました。


・今漁期の養殖状況(漁連 釘本海苔貝類生産指導部課長作成)

 採苗開始日を三県会議において10月18日0時以降と決定され、適水温環境の下、順調な採苗が行われた。しかし育苗期に入るとプランクトンの増殖で栄養塩量が激減、形態異常や痩せた細胞が見られ冷凍入庫網の健全度が大変心配された。秋芽期は育苗から栄養塩の増減が激しくやや赤芽の海苔も見られましたが、味や歯切れも良く製品は概ね良好でした。冷凍期に入ってもプランクトンは停滞し、その中での出庫となりましたが、痛みも若干見られたものの変色等もなく冷凍戻りも心配されましたが、順調に成長し年内に初摘採を行うことが出来ました。しかし近年深刻化する早期の色落ち被害が今漁期も見られ、2月に入ると期待値を大幅に下回る栄養塩状況へと激変、回復が見込めないまま終漁へと向かいました。平均単価は近年に比べ模しい状況で終わったものの、生産枚数で昨年を上回り生産金額をカバーすることが出来ました。